「茨城観光大使」と検索すると、県全体をPRする「いばらき大使」から、声優の田所あずささんが務める美浦村観光大使、水戸の梅大使、つくば観光大使まで、さまざまな名称が見つかります。実は、これらはすべて同じ制度ではありません。委嘱する自治体や観光団体、活動する地域、任期、選出方法がそれぞれ異なります。
2026年10月27日時点の茨城県や各自治体・観光団体の公式発表をもとに、現在の制度、歴代の大使、具体的な活動内容、応募条件を整理しました。特に、2026年に更新された県の制度運用や、次年度の水戸の梅大使の選出など、最新情報を探す際に押さえておきたいポイントを紹介します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「茨城観光大使」は一つの固有制度を指すとは限らず、県の「いばらき大使」と市町村独自の観光大使を区別する必要がある。
- 要点2:美浦村観光大使の田所あずささん、水戸の梅大使、つくば観光大使では、活動内容も任期も異なる。
- 要点3:2026年は、県の「いばらき大使」制度の運用見直しや、2027年水戸の梅大使5人の選出など、新しい動きも確認できる。
【まず結論】茨城観光大使は誰を指す?県と市町村の違い
「茨城観光大使は誰?」という疑問に答えるには、最初に県全体のPRを担う大使なのか、特定の市町村の魅力を伝える大使なのかを確認する必要があります。
茨城県が公式に設置している制度の名称は「いばらき大使」です。一方、水戸市には「水戸の梅大使」、つくば市には「つくば観光大使」、美浦村には「美浦村観光大使」があります。それぞれの自治体や観光関連団体が、地域の特色に応じて人選や活動を行っています。
大きな違いは、次の3点です。
- いばらき大使:県全体の知名度向上やイメージアップを目的とする。知事が委嘱する制度。
- 市町村の観光大使:市町村の観光資源、文化、特産品、地域イベントなどをPRする。
- 観光関連の案内・PRスタッフ:観光イベントでの案内や現地での情報発信を中心とする役割もあり、正式な大使制度とは区別が必要。
たとえば、茨城県出身の著名人が県の「いばらき大使」に選ばれていても、その人物が水戸市や美浦村の観光大使を兼任しているとは限りません。逆に、市町村の大使として活動している人が、県の大使にも委嘱されている場合があります。
つまり、「茨城観光大使の一覧」を探すときは、県の名簿だけでなく、知りたい人物や地域を管轄する自治体・観光協会の情報も確認することが大切です。
【2026年最新】いばらき大使の現在と歴代メンバー・選出方法
県全体を代表する「いばらき大使」は、茨城県のイメージアップと認知度向上を目的に設置されています。茨城県公式サイトの設置要綱によると、県出身者や県にゆかりのある人を中心に、各界で幅広く活躍している人物の中から、知事が必要と認めた人を委嘱します。
2025年度までの新規委嘱で確認できる人物
2026年10月時点で、県公式サイトの新規委嘱に関する最新掲載は2025年度の発表です。2025年10月31日には、次の2人が新たに「いばらき大使」に委嘱されました。
- 齋藤優一郎さん:アニメーション映画制作会社「スタジオ地図」の代表取締役。守谷市出身で、映画を通じた国内外への茨城の魅力発信が期待されています。
- 姜秉浩(カン・ビョンホ)さん:韓国の航空会社「エアロK」の代表取締役社長。茨城空港と韓国を結ぶ路線や、韓国との交流拡大に関わってきた人物です。
その前年の2024年度には、駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバさん、フェンシング選手の永野雄大さん、小説家の松永K三蔵さんが委嘱されています。
また、県公式サイトの分野別名簿には、文化・芸術分野の磯山さやかさん、鈴木奈々さん、カミナリ、鈴華ゆう子さん、岡部麟さんなど、さまざまな分野の人物が掲載されています。これらは県の名簿に掲載されている人物の例であり、個々の最新の委嘱状況は、年度別の発表と分野別名簿を照らし合わせて確認するのが確実です。
いばらき大使の選出方法と任期
県の制度では、知名度や影響力、特定分野での著名性、PRに有効な媒体や手段を持つことなどが、委嘱を判断する条件として定められています。一般公募で応募者を募り、選考試験を行う市町村型の観光大使とは仕組みが異なります。
任期については、設置要綱に3年間、再任可能と規定されています。ただし、2026年7月22日に更新された県の「いばらき大使制度の運用について」では、継続か退任かの意向確認を毎年行う方式への見直しが示されました。従来の3年ごとの確認から変更され、活動状況もあわせて報告してもらう運用です。
この変更は、肩書を付与するだけでなく、実際のPR活動を把握し、県と大使の連携を継続的に深める狙いがあります。2026年の制度を調べる際には、設置要綱に記載された任期と、最新の運用ルールを分けて理解しておきたいところです。
【一覧比較】田所あずさ・水戸の梅大使・つくば観光大使は何が違う?
県の制度と市町村の制度を具体的に比べると、名称が似ていても役割や選出の仕組みが異なることが分かります。以下は、2026年時点の公式情報を中心にまとめた比較です。
| 制度・名称 | 主な役割・2026年の情報 | 任期・選出方法 |
|---|---|---|
| いばらき大使 | 茨城県全体の知名度向上やイメージアップ。齋藤優一郎さん、姜秉浩さんなどが2025年度に新規委嘱。 | 要綱上は3年、再任可能。知事が委嘱し、2026年の運用では毎年継続意向を確認。 |
| 美浦村観光大使 | 声優・歌手の田所あずささんが2代目として活動。村の観光資源や地域イベントなどをPR。 | 2025年3月25日着任。村の公式紹介ページに任期終了日は記載されていない。 |
| 水戸の梅大使 | 水戸の梅まつり、観光キャンペーン、観光案内などで水戸市をPR。2026年の活動メンバーは6人。 | 2026年組は2026年1月から1年間。2027年組は2026年9月27日の審査会で5人が選出された。 |
| つくば観光大使 | イベント参加、観光キャンペーン、SNSでの情報発信、メディア対応などを担当。 | 第19代の募集要項では任期2年、2026年9月1日から2028年8月31日まで。書類審査と面接審査を実施。 |
| 茨城国際観光大使 | 海外での情報発信や外国人観光客の誘致を重視。県公式の観光誘客課ページには香港のEGLツアーズ、袁文英さんが掲載されている。 | 2017年に制度を創設。県の通常の「いばらき大使」とは別の制度。 |
| いばらき夢ガイド | 県の過年度事業資料では、観光イベントなどでの県の観光案内・PRを担う人員として記録されている。 | 観光大使と同一の制度ではない。現行の募集・任期は最新の公開情報で明確に示されていない。 |
この比較で重要なのは、任期の長さだけでなく、委嘱の目的と実際の活動範囲が違うという点です。県の大使は広域的な情報発信を担い、市町村の大使は地域の観光資源や催事と結びついた活動を行う傾向があります。
美浦村観光大使・田所あずささんはなぜ選ばれた?
美浦村の公式紹介によると、田所あずささんは1993年生まれの声優・歌手で、水戸市出身です。2011年に「第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン~次世代声優アーティストオーディション~」でグランプリを受賞し、2012年に声優デビュー、2014年に歌手デビューしました。
代表作には、アニメ・ゲーム作品『ウマ娘 プリティーダービー』のシンボリルドルフ役や、『半妖の夜叉姫』のもろは役などがあります。
観光大使就任につながったのは、美浦村の大山湖畔公園(鹿島海軍航空隊跡)にあるウォークスルーアトラクションで登場人物の声を担当したことや、地域産品直売所「みほーすふぁーむ」のオープニングセレモニーなどへの出演でした。村の観光資源と本人の声優としての活動が結びついたことが、委嘱の背景にあります。
2025年3月25日に2代目観光大使へ就任し、村の公式案内では、中山競馬場で行われる「美浦ステークス」のプレゼンターや、村の式典・イベントへの出演、芸能活動を通じたPRなどが活動内容として挙げられています。
なお、美浦村では2024年に漫画『映像研には手を出すな!』の登場人物・浅草みどりも観光大使に委嘱されています。実在の著名人だけでなく、作品との縁を生かしたキャラクター起用も行われてきた点は、美浦村の観光PRの特徴です。
水戸の梅大使は歴史ある地域密着型の制度
水戸の梅大使は、偕楽園の梅や「水戸の梅まつり」と深く結びついた制度です。水戸観光コンベンション協会の公式説明によると、前身の「水戸の梅むすめ」は1963年に10人が初めて選出され、来園者の出迎えや園内案内を担いました。
2001年には男性も応募できるようになり、名称も「水戸の梅大使」に変更されました。梅の名所としての水戸を、来訪者への案内や観光キャンペーンを通じて伝える役割を引き継いでいます。
2026年の活動メンバーは6人です。一方、2026年9月27日の審査会では、2027年水戸の梅大使として藤村紗羅さん、菊地悠花さん、佐藤琴美さん、浅井真幌さん、市毛美名さんの5人が選出されました。2027年組は翌年から観光キャンペーンや水戸の梅まつりなどで活動する予定です。
つくば観光大使はSNS発信やイベント出演も担当
つくば観光大使は、一般社団法人つくば観光コンベンション協会が募集・運営する制度です。筑波山梅まつり、まつりつくば、つくばフェスティバル、筑波山ガマまつりなどへの参加に加え、SNSによる情報発信やメディア対応も活動に含まれます。
2026年の第19代募集では、全体で6人の体制を想定し、第18代から3人が継続、新たに3人程度を募集する方式が示されました。任期は2026年9月1日から2028年8月31日までの2年間です。
市内の観光スポットを紹介するだけではなく、観光キャンペーンや地域イベントを通じて、訪問のきっかけをつくることも仕事の一部です。2026年には、つくば市公式サイトで観光大使が市内周遊ツアーを体験するレポートも公開されており、実際の旅行イメージを伝える情報発信も行われています。
【活動内容を深掘り】観光大使は何をする?任期中の仕事と役割
観光大使というと、イベントで着物姿で来場者を迎えたり、写真撮影に応じたりする姿を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、自治体の公式募集要項や活動報告を見ると、役割はそれだけにとどまりません。
1. 観光イベント・キャンペーンへの参加
観光大使の代表的な仕事は、地域の祭りや観光キャンペーンへの参加です。水戸の梅大使なら梅まつり、つくば観光大使なら筑波山梅まつりや各種地域イベントなど、地域の看板行事が活動の中心になります。
来場者を迎えることに加え、地域の歴史や見どころを紹介し、観光地を訪れる楽しみを伝える役割もあります。
2. SNS・メディアを使った情報発信
つくば観光大使の募集要項では、SNSを活用した情報発信やメディア出演、マスコミ対応などが活動例として示されています。観光情報がオンラインで調べられる現在、イベント当日だけでなく、その前後に地域の魅力を伝えることも大切な仕事です。
また、県の「いばらき大使」は、本人の活動分野や各地域での機会を通じて、県全体のイメージアップと認知度向上に努める制度です。著名人の場合は、普段の仕事や発信活動そのものが地域のPRにつながることもあります。
3. 地域資源と本人の専門性を結びつける
田所あずささんの美浦村観光大使への就任は、地域との接点が具体的な活動につながった例です。声優として関わった施設や作品との縁を起点に、イベント出演や地域の情報発信へと役割が広がっています。
こうした事例から分かるのは、観光大使の効果が単純な知名度だけで決まるわけではないということです。地域の文化、産業、観光資源と本人の活動が結びつくほど、発信内容に具体性が生まれます。
4. 海外向けの観光誘客も別制度で展開
茨城県には、国内向けの広報活動を担う「いばらき大使」とは別に、「茨城国際観光大使」の制度もあります。県の公式資料では、2017年に創設され、香港の訪日旅行会社EGLツアーズ社長・袁文英さんが第1号に委嘱された経緯が説明されています。
この制度は、海外での情報発信力や旅行客を呼び込む実践力を生かし、外国人観光客の誘致を促進することを目的としています。地域のイベントに出演する大使と、海外の旅行市場への働きかけを担う大使とでは、期待される成果が異なります。
【任期・応募条件】観光大使になりたい人が確認すべきポイント
観光大使への応募を考えている場合、最初に確認すべきなのは、自治体や観光協会が公表する募集要項です。観光大使という共通の呼称があっても、応募条件や審査方法が全国一律に決まっているわけではありません。
つくば観光大使の応募条件から分かること
2026年の第19代つくば観光大使の募集要項では、次のような条件が示されました。
- 18歳以上であること(高校生は除く)。
- 土日祝日・平日を問わず、年間20日程度の指定日に活動できること。
- 観光行事への参加やSNSでの情報発信に積極的に取り組めること。
- 普通自動車運転免許を持ち、自家用車でおおむね1時間以内に市内へ通えること。
- ほかの自治体などで同様の観光大使の任期が残っていないこと。
- 家族、学校、勤務先などから理解を得られること。
選考は書類審査と面接審査の2段階です。募集要項では、観光PRへの意欲だけでなく、実際に活動できる日数や移動手段、周囲の理解も条件として明示されています。
このように、応募条件は「茨城県が好き」「観光に興味がある」という気持ちだけでは完結しません。活動に参加できる時間を確保できるか、発信を継続できるか、指定された場所へ移動できるかなど、実務面の確認も必要です。
応募条件は自治体ごとに違う
水戸の梅大使やほかの市町村の観光大使に応募する場合も、年齢、居住地、活動日数、運転免許、兼任の可否、選考方法などを個別に確認しましょう。つくば観光大使の条件を、そのまま県内すべての制度に当てはめることはできません。
また、県の「いばらき大使」は知事による委嘱制度であり、一般公募型の市町村観光大使とは入口が異なります。応募先を探す際には、制度の名称だけで判断せず、募集主体が茨城県なのか、市町村なのか、観光協会なのかを確認することが重要です。
【歴代・市町村一覧】知りたい観光大使を見つける公式情報の探し方
茨城県内には、地域ごとの特色を反映した観光大使やPR担当の制度が数多くあります。市町村観光大使一覧を調べる場合は、まず地域名と制度名をセットにして整理すると、目的の情報にたどり着きやすくなります。
たとえば、次のような名称があります。
- 日立市:日立さくらメイツ
- 水戸市:水戸の梅大使
- つくば市:つくば観光大使
- つくばみらい市:つくばみらい市観光大使
- 古河市:古河桃むすめ
- 大子町:奥久慈大子大使
- 潮来市:水郷潮来あやめ娘
- 鉾田市:ほこたブランド大使
- 龍ケ崎市:龍ケ崎観光アンバサダー
- 常総市:常総市観光大使「千姫さま」
これらは県内の制度の一例です。すべての市町村が同じ名称や運営方法を採用しているわけではなく、観光協会が運営する制度や、地域の特産品・歴史にちなんだ独自の名称もあります。
歴代メンバーを調べるときの注意点
歴代の観光大使を調べる場合は、年度や代数だけでなく、活動期間も確認しましょう。1年間で交代する制度もあれば、2年間の任期を設ける制度もあります。過去の写真やSNS投稿に名前が掲載されていても、それだけで2026年現在の現役メンバーとは判断できません。
水戸の梅大使については、水戸観光コンベンション協会が公式サイトで歴代の梅むすめ・梅大使を掲載しています。県の「いばらき大使」は茨城県公式サイトで分野別の名簿と年度別の新規委嘱情報を確認できます。つくば観光大使については、つくば観光コンベンション協会の募集要項や、つくば市公式サイトの活動レポートが参考になります。
茨城県観光物産協会・いばらき夢ガイドとの関係
茨城県観光物産協会などの観光関連団体は、観光情報の発信やイベントの運営、地域への誘客などを担っています。自治体の観光大使制度と協力する場合もありますが、団体が観光事業を運営していることと、特定の人物を観光大使に委嘱することは別の話です。
「いばらき夢ガイド」については、県の過年度事業資料で、観光イベントなどにおける県の観光案内・PRを担う人員として記録されています。現在の観光大使と同一の制度とみなすのではなく、現行の募集情報や活動主体が公表されているかを確認してから扱う必要があります。
情報を探す際の判断基準は、誰が委嘱しているのか、いつからいつまで活動するのか、何を目的に活動するのかの3点です。この3つが分かれば、同じ「大使」という呼称でも制度の違いを整理できます。
【茨城観光大使】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、茨城観光大使として活動している有名人は誰ですか?
A1:県の「いばらき大使」では、2025年度に齋藤優一郎さん、姜秉浩さんが新たに委嘱されています。市町村の大使では、美浦村観光大使の田所あずささん、水戸の梅大使、つくば観光大使などがあります。現役かどうかを確かめるには、各制度の公式名簿や最新の活動報告を確認してください。
Q2:いばらき大使の任期は何年ですか?
A2:茨城県の設置要綱では3年間で、再任も可能です。ただし、2026年7月に公表された運用見直しでは、継続か退任かの意向確認を毎年行い、活動状況もあわせて報告してもらう方式が示されています。
Q3:茨城県の観光大使になるには、どうすればよいですか?
A3:まず、県の「いばらき大使」を目指すのか、市町村や観光協会が募集する観光大使に応募するのかを決めましょう。一般公募の制度では、年齢、活動日数、居住地、移動手段、SNS発信への意欲などが条件になる場合があります。募集の有無や応募方法は、各制度の公式発表で確認するのが確実です。
まとめ:茨城観光大使を調べるなら制度・任期・活動主体を確認
「茨城観光大使」は、県全体をPRする「いばらき大使」だけを指す言葉ではありません。美浦村観光大使の田所あずささん、水戸の梅大使、つくば観光大使など、市町村や観光関連団体が独自に運営する制度も含めて使われることがあります。
2026年の最新情報では、県の「いばらき大使」制度で継続意向の確認方法が見直されたほか、水戸では2027年の梅大使5人が選出され、つくばでは第19代の募集・任期に関する情報が公開されています。美浦村の田所あずささんのように、地域との具体的な縁を生かした活動も見られます。
知りたい人物が現役かどうか、任期はいつまでか、応募できる制度なのかを調べるときは、肩書だけで判断せず、委嘱主体と公式の活動情報を確認しましょう。県と市町村の制度を分けて見ることが、歴代メンバーや2026年最新の観光大使を正確に把握する近道です。 (出典: 茨城観光大使(Yahoo!ニュース))