2026年10月28日現在、LINEの利用者が確認しておきたいのが、旧バージョンのサポート終了と、正規の更新案内を装った不審広告の両方です。LINEヤフーの公式ヘルプセンターによると、2026年11月4日には、iPhone・iPad向けのバージョン14.6.3未満とAndroid向けのバージョン14.4.6未満がサポート終了の対象となる予定です。一方、2026年9月には「LINEを更新してください」と表示して外部のAPK配布サイトへ誘導する広告も報告されています。
つまり、「LINEの更新が必要」という案内がすべて詐欺というわけではありません。しかし、正規の更新が必要な時期だからこそ、偽広告やフィッシング詐欺に注意が必要です。表示されたリンクをそのまま押すのではなく、App StoreやGoogle Playを自分で開いて更新状況を確認することが、アカウントと個人情報を守る近道です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- サポート終了:2026年11月4日に、iOS・iPadOS版14.6.3未満、Android版14.4.6未満のサポートが終了する予定です。
- 詐欺広告に注意:2026年9月27日には、LINEの更新を装って非公式のAPK配布サイトへ誘導する広告が報告されました。
- 安全な対処法:アプリのバージョンを確認し、iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playから更新してください。認証番号やパスワードを外部サイトに入力してはいけません。
【2026年最新】LINE更新が必要ですと表示される理由は?11月4日のサポート終了を解説
「LINE 更新が必要です」と表示される理由は、一つではありません。アプリの旧バージョンがサポート終了の対象になっている場合もあれば、アプリストアから更新を促されている場合、ブラウザー上の広告が更新を装っている場合もあります。まずは、どこに表示されたメッセージなのかを切り分ける必要があります。
2026年10月8日更新のLINEヘルプセンターの告知では、11月4日に次のバージョンのサポートを終了する予定と案内されています。
- iOS・iPadOS:LINEバージョン14.6.3未満
- Android:LINEバージョン14.4.6未満
対象の端末では、LINEアプリやOSを更新することで引き続き利用できる場合があります。ただし、アプリの更新にOSのアップデートが必要なケースもあり、端末の対応状況によっては機種変更を検討しなければならないこともあります。
ここで注意したいのは、11月4日のサポート終了予定は実在する公式情報ですが、その日付を記載した広告やメールが本物であることを保証するものではないという点です。実際の更新が必要かどうかは、端末のLINEバージョンと公式ストアの表示で確認してください。
なお、LINEヘルプセンターが案内する最新版の推奨環境は、スマートフォンの場合、iPhoneがiOS 18.0以上、AndroidがAndroid 11.0以上です。これは今回のサポート終了対象となるアプリの最低バージョンとは別の基準です。古い端末では、アプリだけを更新すれば済むとは限りません。
(出典:LINEヘルプセンター「LINEアプリ バージョン14.6.3未満および14.4.6未満のサポート終了について」「LINEの利用環境を教えてください」)
【比較表】LINE更新メッセージは本物か詐欺か?不審広告の見分け方
LINEの更新を促す表示を見たとき、最初に確認したいのは、メッセージの文章よりも表示された場所と更新先です。ロゴやデザインが本物らしく見えても、それだけでは公式の案内とは判断できません。
セキュリティ対策Labは2026年9月28日付の記事で、前日の9月27日に「LINEを更新してください」と表示する広告を確認したと報告しました。広告にはLINEのロゴや「LINEの新しいメッセージが届いています!」という文言が使われ、リンク先はLINE公式サイトやGoogle Playではなく、外部のAPK配布サイトだったとされています。配布ファイル自体の安全性については、同記事でも確認されていません。
この事例から分かるのは、LINEのロゴやアプリ名、更新を急がせる文言だけでは真偽を判定できないということです。正規の更新経路と照らし合わせると、次のように整理できます。
| 確認項目 | 正規の更新を確認する場合 | 警戒すべき表示・行動 |
|---|---|---|
| 表示された場所 | App Store、Google Play、LINEアプリ内の案内など | ウェブ閲覧中に突然現れる更新広告や警告画面 |
| 更新先 | iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Play | 見慣れない外部サイトやAPK直接配布ページ |
| URL | 公式サイトからたどれる正規の配布先 | 公式ドメインに似せた文字列や無関係なドメイン |
| 要求される情報 | ストアでアプリの更新操作を行う | 認証番号、パスワード、電話番号などの入力を要求する |
| 緊急性の強調 | 公式の案内をストアやヘルプセンターで確認できる | 「今すぐ」「アカウント停止」などで不安をあおる |
| 取るべき行動 | ストアを自分で開き、LINEの更新状況を確認する | リンクを開かず、アプリのダウンロードや情報入力を避ける |
LINE公式ヘルプセンターも、LINEを装った詐欺について注意喚起しています。公式サイトの基本的なドメインは「line.me」で終わるURLですが、一部のLINEサービスでは別のURLを使う場合もあります。そのため、ドメインの末尾だけで機械的に判定するのではなく、LINE公式サイトから正規の案内先をたどって確認する方法が確実です。
また、メールの送信元が「@line.me」で終わっているかどうかも確認材料になります。ただし、送信元表示だけを過信せず、メッセージ内のリンクを使わずに公式アプリや公式サイトから確認する習慣をつけましょう。
(出典:セキュリティ対策Lab「『LINEを更新してください』と促す不審広告を確認」、LINEヘルプセンター「LINE乗っ取り・詐欺被害に遭わないために知っておきたいこと」)
【正規の手順】LINEバージョン確認方法とiPhone・Androidの更新方法
「LINEを更新してください」という表示の真偽を調べる前に、現在のアプリバージョンを確認しましょう。アプリのバージョンを把握しておけば、11月4日のサポート終了対象に該当するかどうかを判断できます。
LINEバージョン確認方法
LINE公式ヘルプセンターが案内する確認手順は、次のとおりです。
- LINEアプリを開き、「ホーム」をタップする。
- 画面右上などにある「設定」を開く。
- 「LINEについて」をタップする。
- 「現在のバージョン」に表示された番号を確認する。
表示された番号がiOS・iPadOS版14.6.3未満、またはAndroid版14.4.6未満の場合は、サポート終了の対象です。該当する場合は、以下の正規の手順で更新を試してください。
iPhoneのLINEアップデート方法
- iPhoneで「App Store」を開く。
- 検索欄で「LINE」を検索する。
- LINEのアプリページを開き、提供元やアプリ情報を確認する。
- 「アップデート」と表示されていればタップする。
- 更新が完了したらLINEを起動し、正常に使えるか確認する。
「開く」と表示される場合は、その端末に対してストアから提供される更新がない可能性があります。ただし、端末のOSが古い場合は新しいバージョンを利用できないことがあるため、iOSのバージョンも確認してください。
AndroidのLINEアップデート方法
- Android端末で「Google Play ストア」を開く。
- 検索欄で「LINE」を検索する。
- アプリの提供元が「LINE (LY Corporation)」であることを確認する。
- 「更新」が表示されていればタップする。
- 更新完了後、LINEを開いて動作を確認する。
Google Playの更新一覧からLINEを選ぶ方法でも構いません。大切なのは、広告やメールに記載されたリンクからストアに移動するのではなく、端末にインストールされている正規のストアアプリを自分で開くことです。
Androidで「LINEのAPKをダウンロードしてください」と表示された場合も、ファイル名やURLに「LINE」「jp.naver.line.android」といった文字列が含まれているだけでは正規配布元と判断できません。アプリ名やパッケージ名は、第三者のウェブページにも記載できるためです。Google Play非対応機種などで更新できない場合も、出所を確認できないAPKをインストールする方法は避けてください。
(出典:LINEヘルプセンター「LINEバージョンを確認するには?」「LINEの利用環境を教えてください」、Apple App StoreのLINEアプリ掲載情報)
【更新できないとき】LINEアプリのアップデートが失敗する原因と対処法
公式ストアを開いてもLINEを更新できない場合、必ずしも不具合や詐欺が原因とは限りません。通信環境、空き容量、端末のOS、ストア側の処理など、複数の要因が考えられます。
LINEヘルプセンターは、インストールや更新ができない場合、推奨環境を確認したうえで端末の再起動やネットワークの切り替えなどを試すよう案内しています。
まず試したい基本的な対処法
- 通信環境を確認する:Wi-Fiとモバイル通信を切り替え、安定した接続で再度試します。
- 端末を再起動する:一時的な処理の停滞が解消する場合があります。
- 空き容量を確保する:不要なファイルやアプリを整理し、更新に必要な容量を確保します。
- ストアの更新処理をやり直す:インストールが一時停止している場合は、再開して完了するか確認します。
- OSのバージョンを確認する:端末がLINEの動作環境を満たしているか調べます。
OSが古く、LINEを更新できない場合
LINEアプリの更新ボタンが表示されない、または更新に対応していないという表示が出る場合は、端末のOSが原因かもしれません。LINE公式のサポート終了案内では、対象となる古いOSについて、iOS・iPadOS 15.0以上、Android OS 8.0以上へのアップデートが案内されています。
ただし、端末によっては最新のOSに対応していない場合があります。OSを更新できるなら、端末の設定画面から公式のシステムアップデートを実施してください。更新できない場合は、LINEの動作環境を満たす端末への変更を検討する必要があります。
アプリを削除して再インストールするのは最後の手段
更新できないからといって、すぐにLINEをアンインストールするのはおすすめできません。LINEのトーク内容はアプリ内に保存される仕様であり、アプリを削除すると端末からトーク内容が消えるためです。
再インストールが必要な場合は、事前にトーク履歴のバックアップやアカウントの引き継ぎ準備を確認してください。LINE公式ヘルプセンターは、バックアップがなかった期間のトーク履歴など、復元できないデータがあることも案内しています。
(出典:LINEヘルプセンター「LINEのインストールや更新(アップデート)ができない」「トークの内容が消えてしまった場合」)
【被害を防ぐ】LINE認証番号入力詐欺・非公式APK・偽サイトへの対処法
LINEの更新を装う詐欺で特に警戒したいのが、外部サイトに誘導したうえで、アカウント情報や認証番号を入力させる手口です。更新が必要だと信じ込ませ、ログイン情報を盗み取ろうとするケースがあります。
LINEの認証番号を入力するよう求められたら注意
LINE公式ヘルプセンターは、LINEの登録情報や認証番号を聞き出したり、入力させたりする行為は詐欺だと注意喚起しています。認証番号は、自分でLINEの引き継ぎなどを行う場合を除き、他人に伝えたり、不審なページに入力したりするものではありません。
「更新のために認証番号が必要」「アカウントを維持するには再認証が必要」「今すぐ確認しないと利用停止になる」といった文言が表示された場合は、リンクを閉じてください。LINEの登録情報や認証番号を入力したり、相手に送信したりしないことが重要です。
Google Playの外でAPKをダウンロードしてしまった場合
AndroidのAPKは、アプリをインストールするためのファイル形式です。APKという形式自体が危険なわけではありませんが、第三者の配布サイトから入手したファイルは、正規のLINEアプリと同じものなのか、改変されていないのかを、ファイル名だけで判断できません。
2026年9月に報告された不審広告では、LINEの更新を装った広告から外部ドメインへ誘導していました。広告のURLに正規アプリのパッケージ名に似た文字列が含まれていても、それだけで安全性を証明することはできません。
Google PlayからLINEを入手できる端末では、Google Playを直接開き、提供元が「LINE (LY Corporation)」と表示されていることを確認して更新してください。出所の分からないAPKをすでにダウンロードした場合は、インストールせずに削除するのが安全です。
リンクを押した、情報を入力した、アプリを入れた場合
- リンクを押しただけ:情報を入力したりファイルをインストールしたりしていなければ、ページを閉じ、以後アクセスしないようにします。不審なダウンロードが始まっていないかも確認してください。
- 認証番号やパスワードを入力した:LINE公式アプリや公式ヘルプセンターからアカウントの状態を確認し、可能であれば安全な端末からパスワードなどを変更してください。見覚えのないログインやアカウントの異常がある場合は、LINEの公式サポートに相談します。
- 不審なAPKをインストールした:そのアプリを使用せず、端末のアプリ一覧や権限を確認してください。Google Play プロテクトなどで安全性を確認し、疑わしいアプリを削除します。
- アカウントを操作できなくなった:公式ヘルプセンターのアカウント復旧案内に従い、早急に対応してください。
不審な広告を見つけた場合は、広告を再度開いて検証しようとせず、利用していたサービスの報告機能などから通報する方法もあります。被害が疑われる場合は、状況に応じて警察や消費生活相談窓口への相談も検討してください。
(出典:LINEヘルプセンター「LINE乗っ取り・詐欺被害に遭わないために知っておきたいこと」、LINEヤフーセキュリティポータル「フィッシング詐欺について」、セキュリティ対策Labの2026年9月28日付報告)
【トーク履歴は消える?】LINE更新前に確認したいバックアップと復元の注意点
LINEを更新する前に気になるのが、トーク履歴や写真、動画が消えてしまわないかという点です。通常のアプリ更新と、アプリのアンインストールや機種変更は別の操作です。特に注意したいのは、更新トラブルを解決しようとしてアプリを削除したり、端末を変更したりする場合です。
LINEのトーク内容はアプリ内に保存される仕様です。LINE公式ヘルプセンターは、アンインストールすると端末からトーク内容が削除されると案内しています。そのため、更新前に必ずアプリを削除する必要はありませんし、削除や再インストールを行う場合は事前の準備が欠かせません。
トーク履歴のバックアップ方法
- LINEを開き、「ホーム」から「設定」をタップする。
- 「バックアップ・引き継ぎ」などの項目から「トークのバックアップ」を開く。
- iPhoneではiCloud Drive、AndroidではGoogleドライブの設定や空き容量を確認する。
- 「今すぐバックアップ」などの項目からバックアップを実行し、完了したことを確認する。
画面の名称や配置は、OSやLINEのバージョンによって異なる場合があります。バックアップが正常に完了したかどうかも確認してください。
なお、標準バックアップで保存できるのは基本的にテキストメッセージで、同じOS間の引き継ぎを前提としています。写真や動画、ファイルなどは標準バックアップだけでは復元できない場合があります。異なるOSへの機種変更やメディアの保存が必要な場合は、LINE公式ヘルプセンターで利用可能なバックアップ方法と復元条件を確認しましょう。
更新後にトークが表示されない場合でも、慌ててアプリを削除しないでください。まずLINEの再起動や端末の再起動を試し、バックアップ状況を確認してから次の対応を検討することが大切です。
(出典:LINEヘルプセンター「トーク履歴を標準バックアップするには?」「トークの内容が消えてしまった場合」)
【LINE更新が必要です】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年11月4日を過ぎるとLINEは使えなくなりますか?
A1:サポート終了の対象となるのは、iOS・iPadOS版14.6.3未満とAndroid版14.4.6未満です。対象のバージョンを利用している場合は、公式ストアから更新できるか確認してください。端末のOSが古く更新できない場合は、OSの更新や対応端末への変更が必要になることがあります。
Q2:「LINEを更新してください」という広告はすべて詐欺ですか?
A2:すべてが詐欺というわけではありません。ただし、ウェブ閲覧中に突然表示され、外部サイトやAPK配布ページへ誘導する広告には注意が必要です。リンクを押さず、App StoreまたはGoogle Playを直接開いて更新状況を確認してください。
Q3:LINEを更新するとトーク履歴は消えますか?
A3:通常のアプリ更新と、アンインストールや機種変更は異なります。特にアプリを削除するとトーク内容が消えるため、再インストールなどを行う場合は事前にバックアップしてください。写真や動画などは標準バックアップの対象外となる場合があるため、必要なデータの保存状況も確認しましょう。
【プロの結論】LINE更新が必要ですと表示されたら、配布元を確認して安全に対処しよう
2026年10月28日時点では、LINEの旧バージョンに対する11月4日のサポート終了予定と、LINEの更新を装った不審広告の両方を踏まえて行動する必要があります。更新そのものを避けるのではなく、正規の更新経路を利用することが大切です。
判断基準はシンプルです。まずLINEの設定画面でバージョンを確認し、必要ならApp StoreまたはGoogle Playを直接開いて更新します。外部サイトに誘導されたり、認証番号やパスワードの入力を求められたりした場合は、その案内に従わないでください。
また、更新できないからといって、すぐにLINEを削除するのは避けましょう。OSの対応状況、端末の空き容量、通信環境を確認し、再インストールが必要な場合はバックアップを済ませてから進めてください。
「LINE更新が必要です」という表示だけで、本物か詐欺かを判断することはできません。表示の文言ではなく、アプリのバージョンと正規の配布元を確認すること。この基本を守ることが、LINEの利用を続けながらアカウントやトーク履歴を守るための最も確実な対策です。 (出典: line 更新が必要です(Yahoo!ニュース))