お笑いコンビ・かまいたちの賞レース戦績を振り返ると、キングオブコント2017年優勝、M-1グランプリ2019年準優勝という、漫才とコントの両方でトップクラスの実績が浮かび上がります。山内健司と濱家隆一は、2004年のコンビ結成以降、ABCお笑いグランプリや歌ネタ王決定戦などでも結果を残してきました。
2026年現在、かまいたちの賞レースを理解するうえで重要なのは、優勝回数だけで評価しないことです。2016年のキングオブコント3位から翌年の優勝へ進んだ軌跡、M-1グランプリで3年連続決勝進出を果たした実績、そして最後の挑戦となった2019年の準優勝には、コンビとしての成長と漫才・コント双方へのこだわりが表れています。吉本興業の公式プロフィールや各大会の公式記録をもとに、主要な成績とその意味を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- キングオブコント:2016年に3位、2017年に優勝。2年連続で決勝に進み、10代目キングに輝いた。
- M-1グランプリ:2017年4位、2018年5位、2019年準優勝。3年連続で決勝に進出した。
- その他の受賞歴:ABCお笑いグランプリ、歌ネタ王決定戦などでも優勝。2026年時点でも、漫才とコントを横断する代表的な実績として知られる。
【まず結論】かまいたちの賞レース歴代成績は?
かまいたちの賞レース戦績を代表するのは、2017年のキングオブコント優勝と、2019年のM-1グランプリ準優勝です。コント日本一を決める大会で頂点に立ち、漫才日本一を決める大会でも最終決戦まで勝ち進みました。
吉本興業の公式プロフィールには、第28回ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、第33回ABCお笑いグランプリ優勝、キングオブコント2017優勝、M-1グランプリ2019準優勝、上方漫才大賞の受賞歴などが掲載されています。賞レースでの成功は、単発のブレイクではなく、長期にわたるネタ作りと競技経験の積み重ねによって築かれたものです。
ただし、M-1とキングオブコントの両方で優勝する「二冠」は達成していません。キングオブコントでは優勝した一方、M-1では準優勝が最高成績です。この違いを押さえると、かまいたちの賞レースにおける強みと、2019年の結果が持つ意味をより正確に理解できます。
【年表で比較】M-1・キングオブコント・ABCの主要戦績
かまいたちの賞レース歴代成績を時系列で並べると、若手時代の受賞からコント日本一、そしてM-1での3年連続決勝進出へと、実績が段階的に積み上がっていることが分かります。以下は、主要大会の公式記録や吉本興業の受賞歴に基づく一覧です。
| 年 | 大会・賞 | 成績 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 2007年 | ABCお笑い新人グランプリ | 最優秀新人賞 | 若手時代の受賞 |
| 2012年 | 第33回ABCお笑いグランプリ | 優勝 | コント「ホームルーム」で458点を獲得 |
| 2012年 | 第42回NHK上方漫才コンテスト | 優勝 | 漫才でも実績を残す |
| 2016年 | キングオブコント | 3位 | 初の決勝進出で上位入賞 |
| 2016年 | 歌ネタ王決定戦 | 優勝 | 歌ネタでも頂点を獲得 |
| 2017年 | M-1グランプリ | 4位 | 初の決勝進出 |
| 2017年 | キングオブコント | 優勝 | 10代目キングに輝く |
| 2018年 | M-1グランプリ | 5位 | 2年連続で決勝進出 |
| 2019年 | M-1グランプリ | 準優勝 | 3年連続決勝進出、最高成績を更新 |
| 2019年 | 第54回上方漫才大賞 | 奨励賞 | 漫才での評価も獲得 |
| 2021年 | 第56回上方漫才大賞 | 大賞 | 主要な受賞歴の一つ |
表から見える特徴は、特定の大会だけに強いコンビではないことです。ABCお笑いグランプリではコントで優勝し、歌ネタ王決定戦でも結果を残し、キングオブコントでは日本一に到達しました。さらにM-1では3年連続決勝進出を果たしています。
なお、第33回ABCお笑いグランプリは、朝日放送テレビの大会公式ページで2012年1月29日開催と記録されています。大会の開催年と、後年のプロフィールなどに掲載された表記が異なる場合は、大会当時の公式記録を確認することが大切です。
【キングオブコント】2016年3位から2017年優勝へ
かまいたちの賞レース史における大きな転換点は、キングオブコント2017です。2016年に初めて決勝へ進出して3位に入り、翌2017年には優勝。前年の経験を経て、コント日本一の称号を手にしました。
キングオブコント2017の公式記録によると、決勝は2017年10月1日に開催され、かまいたちが10代目キングに決定しました。お笑いナタリーの大会結果報道では、エントリー総数2477組の中から、ファーストステージとファイナルステージの合計942点で頂点に立ったと伝えられています。
この優勝を評価する際に見逃せないのが、2016年の3位という経験です。決勝の舞台に立つことと、優勝を勝ち取ることは別の課題です。初の決勝進出で上位に食い込み、翌年に再び決勝へ進んで優勝した事実は、競技のルールや審査に適応しながら結果を伸ばした経緯を示しています。
かまいたちのコントは、山内健司が演じる独特な人物像や、日常的な状況が少しずつ予想外の方向へ進む構成などが特徴です。一方、濱家隆一は相手の言動を受け止め、掛け合いを成立させながら笑いを増幅させます。2人の役割がかみ合うことで、設定の面白さだけでなく、展開そのものから笑いが生まれる構造が形成されています。
キングオブコント優勝は、かまいたちがコントに強いコンビであることを証明しただけではありません。翌年以降のM-1での活躍と合わせて見ると、コントで培った人物造形や会話の設計が、漫才でも評価される土台になっていたことがうかがえます。
【M-1グランプリ】2017〜2019年の決勝成績と準優勝の意味
かまいたちは、M-1グランプリ2017で初の決勝進出を果たすと、2018年、2019年も決勝へ進出しました。3年連続のファイナリストという実績は、単年の勢いだけでは説明できない安定した競争力を示しています。
2017年の決勝では640点で4位、2018年は636点で5位、2019年は660点で準優勝でした。2017年と2018年は最終決戦に進めませんでしたが、2019年には最終決戦へ進出し、優勝争いに加わっています。M-1グランプリ公式サイトの歴代結果にも、この3年間の順位が記録されています。
2019年大会は、かまいたちにとって特別な意味を持つ舞台でした。2004年5月に結成した2人にとって、結成15年目にあたる2019年は、当時のM-1の出場資格におけるラストイヤー。大会公式サイトには、濱家が最後の年にチャンスが巡ってきたことへの意気込みを語り、山内も優勝だけを目指す姿勢を示したコメントが掲載されています。
大会結果では、優勝したミルクボーイが681点、かまいたちが660点、ぺこぱが654点でした。かまいたちはファーストラウンドで2位につけ、最終決戦に進出しています。優勝には届かなかったものの、最後の挑戦で準優勝まで到達したことは、M-1の歴史に残る実績です。
ここで注意したいのは、2019年の21点差を、そのまま漫才の実力差と解釈しないことです。ファーストラウンドの採点は、その日のネタに対する審査員の評価を数値化したものであり、長年の芸歴やコンビ全体の実力を直接測る数字ではありません。さらに、最終決戦では上位3組が改めて競い、審査員の投票で最終順位が決まります。異なる段階の結果を混同しないことが、成績を正しく読むポイントです。
また、M-1での順位が4位、5位、2位と推移したことを、単純な右肩上がりや右肩下がりとして扱うのも適切ではありません。各年の出場者、ネタの題材、披露順、審査の状況が異なるためです。3年連続で決勝に進み、最後の年に準優勝したという事実そのものが、かまいたちの漫才の完成度と競争力を示しています。
【ABCお笑いグランプリ・歌ネタ王】優勝歴が示す芸の幅
かまいたちの受賞歴は、M-1とキングオブコントだけではありません。若手時代にはABCお笑い新人グランプリで最優秀新人賞を獲得し、その後、第33回ABCお笑いグランプリでも優勝しています。さらに2016年の歌ネタ王決定戦でも優勝しました。
ABCお笑いグランプリの公式記録によると、2012年の第33回大会では、コント「ホームルーム」で458点を獲得。さらば青春の光を4点差で上回り、優勝しました。大会の公式紹介では、山内が演じる二重人格的なキャラクターが特徴的なネタとして取り上げられています。
この受賞歴は、かまいたちのコントに対する評価がキングオブコント優勝の時点で突然生まれたものではないことを示しています。若手時代からキャラクターを活用したコントで結果を残し、ネタの幅を広げながら、全国規模の大会でも実績を積み上げてきました。
歌ネタ王決定戦2016の優勝も、かまいたちの芸風を考えるうえで重要です。歌ネタは、歌や音楽的な要素を笑いの構造に組み込む必要があり、通常の漫才やコントとは異なる技術が求められます。こうした大会でも優勝したことから、特定の形式だけに依存しないネタ作りの幅がうかがえます。
そのほか、吉本興業の公式プロフィールには、2012年の第42回NHK上方漫才コンテスト優勝、2019年の第54回上方漫才大賞奨励賞、2021年の第56回上方漫才大賞大賞なども掲載されています。これらは、若手向けの大会から実績を重ね、漫才師としても長期的に評価されてきたことを示す受賞歴です。
ただし、賞レースの順位や受賞歴を比較する際には、大会ごとの性格の違いを理解する必要があります。M-1は漫才、キングオブコントはコント、歌ネタ王決定戦は歌ネタを軸とした大会です。大会の審査基準や競技形式が異なる以上、優勝回数だけを合算してコンビの実力を単純比較することはできません。
【なぜM-1で優勝できなかった?】二冠を逃した理由を検証
「かまいたちはキングオブコントで優勝したのに、なぜM-1では優勝できなかったのか」という疑問は、賞レースの実績を調べる読者が抱きやすいポイントです。ただし、M-1で優勝できなかった理由を、漫才の実力不足という一つの要因に集約することはできません。
まず、かまいたちは2017年から2019年まで3年連続で決勝に進出しています。2019年には準優勝まで到達しました。この経緯を踏まえると、M-1で結果を残せなかったコンビという評価は事実に合いません。優勝には届かなかったものの、決勝の舞台で繰り返し結果を残したコンビです。
次に、M-1はその年の決勝で披露されたネタを審査する大会です。キングオブコントでの優勝経験が、そのままM-1での優勝を保証するわけではありません。漫才とコントでは、設定の提示方法、ボケとツッコミのテンポ、観客に状況を理解してもらうための説明量などが異なります。同じコンビでも、大会に合わせたネタの構成や見せ方が求められます。
さらに、2019年のM-1には5040組がエントリーしました。公式記録によれば、優勝したミルクボーイは681点を獲得し、かまいたちは660点で2位。かまいたちが高い評価を受けながら優勝に届かなかったことは、決勝での評価が非常に僅差の競争になり得ることを示しています。
もう一つ重要なのは、出場資格の期限です。2004年結成のかまいたちにとって、2019年はM-1への最後の挑戦となりました。2017年のキングオブコント優勝を経て、漫才でも頂点を目指したものの、M-1の優勝者として名前を刻むことはできませんでした。この結果によって、キングオブコント優勝とM-1準優勝という、異なる大会での実績が並ぶことになったのです。
したがって、かまいたちの「二冠」を考える場合、正確な表現は「キングオブコント優勝を達成し、M-1では準優勝に終わったため、両大会の優勝という二冠は未達成」です。二冠を目指したことと、二冠を達成したことは別の話です。この区別は、賞レースの経歴を紹介するうえで欠かせません。
【2026年最新】山内健司・濱家隆一の賞レース戦績をどう見る?
2026年時点で、かまいたちの賞レース成績を振り返る際に中心となるのは、2007年の若手賞から2017年のキングオブコント優勝、2019年のM-1準優勝へと続く歩みです。M-1については2019年が出場資格上のラストイヤーにあたり、以降は同じ条件での挑戦を続けることはできません。
山内健司と濱家隆一は、ボケとツッコミの役割を担いながら、漫才・コントの両方でネタを作り上げてきました。山内の個性的な人物造形や発想、濱家の受け止め方と掛け合いが組み合わさることで、コンビとしての独自性が生まれています。賞レースでの実績は、この組み合わせが複数の競技形式で評価された結果と見ることができます。
一方、2026年の活動状況と、過去の賞レース成績は分けて考える必要があります。過去の優勝歴や準優勝は大会の公式記録として残る一方、現在の活動や最新の出演状況は別の情報です。2021年の上方漫才大賞大賞を含む主要な受賞歴を確認する際には、吉本興業の公式プロフィールと、各大会の記録を照合するのが確実です。
かまいたちの賞レース戦績を評価する基準は、単なる優勝数ではありません。第一に、キングオブコントで優勝したこと。第二に、M-1で3年連続決勝進出を果たし、準優勝まで到達したこと。第三に、ABCお笑いグランプリや歌ネタ王決定戦など、異なる形式の大会でも結果を残したことです。この3点を組み合わせると、かまいたちが幅広いネタ作りの技術を持つコンビとして評価されてきた理由が見えてきます。
【かまいたち賞レース】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:かまいたちは賞レースで何回優勝していますか?
A1:主要な受賞歴には、2007年のABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、2012年のABCお笑いグランプリ優勝、同年のNHK上方漫才コンテスト優勝、2016年の歌ネタ王決定戦優勝、2017年のキングオブコント優勝などがあります。上方漫才大賞などの受賞歴もあるため、どの大会を集計対象にするかによって優勝回数の数え方は変わります。
Q2:かまいたちのM-1グランプリの最高成績は何位ですか?
A2:最高成績は2019年の準優勝です。2017年は4位、2018年は5位で、2019年には3年連続の決勝進出を果たしたうえで2位に入りました。優勝したのはミルクボーイです。
Q3:かまいたちはM-1とキングオブコントの二冠を達成しましたか?
A3:いいえ。キングオブコント2017では優勝しましたが、M-1グランプリの最高成績は2019年の準優勝です。両大会で優勝する二冠は達成していません。
まとめ:かまいたちの賞レース実績が示すもの
かまいたちの賞レース歴代成績を整理すると、キングオブコント2017年優勝、M-1グランプリ2019年準優勝、そしてABCお笑いグランプリや歌ネタ王決定戦などでの受賞が、コンビの歩みを形作っていることが分かります。2016年のキングオブコント3位から翌年の優勝へ進み、M-1では3年連続決勝進出を果たしたことは、長年のネタ作りと舞台経験の積み重ねを示す実績です。
また、M-1で優勝できなかったことだけを取り上げると、2019年の準優勝や複数大会での優勝という重要な事実を見落としてしまいます。賞レースは大会ごとに競技形式も審査も異なるため、順位だけでコンビの能力を単純に比較することはできません。
2026年にかまいたちの賞レース戦績を振り返るなら、注目すべきなのは「M-1で優勝できなかったコンビ」という一点ではなく、漫才とコントの両方で決勝進出を重ね、コント日本一と漫才日本一に迫る成績を残したことです。二冠には届かなかったものの、複数の大会で結果を出してきた実績こそが、かまいたちの賞レース史を語るうえで欠かせない評価軸となっています。 (出典: かまいたち 賞レース(Yahoo!ニュース))