女優・吉川愛さんは、現在の名前で知られる以前、「吉田里琴(よしだ・りこ)」という芸名で子役として活動していました。『山田太郎ものがたり』『メイちゃんの執事』『ハガネの女』『夜行観覧車』『あまちゃん』など、2000年代から2010年代にかけての話題作に出演し、幅広い役柄を演じてきた俳優です。
一方で、2016年4月に芸能界を引退し、約1年後の2017年4月に「吉川愛」として活動を再開した経歴もあります。なぜ一度芸能界を離れたのか、旧芸名時代にはどのような作品に出演していたのか。そして2026年現在、どんな活動を続けているのか。研音の公式プロフィールや出演情報、本人のインタビュー、テレビ局の番組情報をもとに、子役時代から現在までの歩みを振り返ります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 旧芸名:子役時代は「吉田里琴」名義で活動し、『メイちゃんの執事』の麻々原みるく役などで知られる。
- 引退と復帰:2016年4月に学業を優先するため芸能界を離れ、2017年4月に研音所属の「吉川愛」として復帰した。
- 2026年の最新情報:主演ドラマ『名探偵のままでいて』や映画『口に関するアンケート』などに出演。2027年公開予定の映画『ガチャ-廻世界-』への出演も発表されている。
【子役時代】吉川愛は吉田里琴名義で活躍していた
吉川愛さんは1999年10月28日生まれ、東京都出身。研音の公式プロフィールでは、身長162cm、血液型B型と紹介されています。2026年10月28日には27歳の誕生日を迎えました。
芸能活動を始めたのは幼少期です。2023年のテレビ番組出演時の発言を報じたスポニチなどによると、3歳から芸能界に入り、3歳から5歳までに約200回のオーディションを受けた経験もあるといいます。5歳のときには飲料系CMへの出演をきっかけに、本格的な活動をスタートさせました。
子役時代の芸名は吉田里琴です。現在の吉川愛と同一人物だと知らず、過去のドラマを見返して初めて気づく視聴者もいるかもしれません。
吉田里琴名義で出演した作品を振り返ると、単に幼い役を演じるだけでなく、物語の鍵を握る少女や、強い個性を持つ児童、複雑な人間関係の中にいる生徒など、役柄の幅が広いことが分かります。早い時期から多様な人物像を演じてきた経験は、復帰後の女優活動にもつながっています。
【代表作を振り返る】『メイちゃんの執事』『あまちゃん』で見せた存在感
吉川愛さんの子役時代を知るうえで、特に押さえておきたいのが2007年から2013年にかけての出演作です。作品ごとに役柄が異なり、幼い少女から個性の強い生徒まで、演技の引き出しを増やしていった時期でした。
『山田太郎ものがたり』山田五子役(2007年)
TBS系ドラマ『山田太郎ものがたり』は、二宮和也さんが演じる山田太郎を中心に、家族や学校生活を描いた作品です。吉田里琴さんは、主人公の妹である山田五子役を演じました。
家庭を支える兄と個性豊かなきょうだいたちが登場する作品の中で、五子は山田家の日常を形づくる存在の一人です。家族を軸にしたドラマへの出演は、吉田里琴の名前が知られるきっかけとなった初期の代表的な仕事に数えられます。
『メイちゃんの執事』麻々原みるく役(2009年)
フジテレビ系ドラマ『メイちゃんの執事』では、麻々原みるく役を担当しました。フジテレビの番組情報にも、吉田里琴さんがみるく役、鈴木亮平さんが執事の大門役として記載されています。
みるくは、学園内でも際立った頭脳を持つ天才児という設定です。年齢の幼さと、周囲の大人にも引けを取らない知性を併せ持つキャラクターで、作品の中でも印象に残る役柄でした。
子役にとって、年齢相応の無邪気さだけでなく、知的で落ち着いた人物像を表現することは簡単ではありません。同作は、吉田里琴が個性の強いキャラクターを演じていたことを確認できる作品です。
『ハガネの女』菊田真理衣役(2010年・2011年)
テレビ朝日系ドラマ『ハガネの女』では、菊田真理衣役を演じました。2010年のシーズン1に加え、2011年のシーズン2にも出演しています。
学校を舞台にした同作では、子どもたちの対立や複雑な人間関係が物語の重要な要素となります。真理衣もクラス内の関係性に深く関わる人物であり、家庭や学校での葛藤を描く作品において、子役として難しい役柄に取り組んだ時期でした。
『夜行観覧車』村田志保役(2013年)
TBS系ドラマ『夜行観覧車』では、村田志保役を担当しました。TBSの公式人物紹介では、志保は遠藤彩花の同級生で、彩花に対していじめを行うようになる人物として説明されています。
『山田太郎ものがたり』のような家族を中心とした作品とは異なり、同作では人間関係の緊張や、事件をめぐる家庭の問題が描かれます。視聴者に好感を持たれる役だけでなく、物語に不穏さや緊張感をもたらす役も演じていた点は、子役時代のキャリアを考えるうえで見逃せません。
『あまちゃん』高幡アリサ役(2013年)
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』への出演も、吉田里琴時代の代表的な仕事です。演じたのは、アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」のメンバーである高幡アリサ役。当時の作品紹介では、出席番号36番のメンバーとして紹介されています。
『夜行観覧車』の村田志保役とは雰囲気の異なる、アイドル活動に関わるキャラクターです。2013年には性格や立場の違う人物を演じており、出演作を並べるだけでも、子役時代の吉田里琴がさまざまなジャンルのドラマに参加していたことが分かります。
【出演作品・年表】吉田里琴時代から吉川愛への歩み
子役時代の出演作を時系列で整理すると、活動の広がりと、芸名が変わる前後の流れが見えてきます。以下は、テレビ局の番組情報や所属事務所の公式プロフィール、作品データベースなどで確認できる主な出演歴です。
| 時期 | 作品名 | 役名・ポイント |
|---|---|---|
| 2007年 | 山田太郎ものがたり | 山田五子役。主人公の妹を演じる。 |
| 2008年 | オー!マイ・ガール!! | 桜井杏役。子役としてドラマ出演を重ねる。 |
| 2009年 | メイちゃんの執事 | 麻々原みるく役。天才児という個性的な設定が特徴。 |
| 2010~2011年 | ハガネの女 | 菊田真理衣役。シーズン1・2に出演。 |
| 2012年 | リーガル・ハイ | 安永メイ役。人気ドラマへの出演を重ねる。 |
| 2012年 | 映画『ひみつのアッコちゃん』 | 少女のあつ子役。主人公の幼少期に当たる役柄。 |
| 2013年 | 夜行観覧車 | 村田志保役。人間関係の緊張を描く作品に出演。 |
| 2013年 | あまちゃん | 高幡アリサ役。アメ横女学園芸能コースのメンバー。 |
| 2016年4月 | 芸能活動を引退 | 学業を優先するため、一度芸能界を離れる。 |
| 2017年4月 | 吉川愛として復帰 | 研音に所属し、現在の芸名で俳優活動を再開。 |
この一覧で注意したいのが、映画『ひみつのアッコちゃん』の役名です。作品データを掲載する映画.comなどによると、吉田里琴さんが演じたのは少女のあつ子。成人した主人公・加賀美あつ子役は綾瀬はるかさんです。
そのため、吉川愛さんの出演歴を調べる際に「加賀美あつ子役」とだけ記載すると、綾瀬はるかさんが演じた役との区別がつかなくなります。正確には、吉田里琴名義で少女時代のあつ子を演じた作品として整理するのが適切です。
【芸能界引退の理由】2016年に吉田里琴が活動を離れた背景
吉田里琴さんは、2016年4月に芸能界を引退しました。当時はすでに複数のドラマや映画に出演しており、子役としてのキャリアを築いていた時期です。そのため、活動休止ではなく引退という選択は、出演作を追っていた視聴者にも大きな転機として受け止められました。
引退の理由について、2017年の復帰時に報じられた情報や、その後の本人インタビューでは、学業を優先し、普通の高校生活を送りたかったことが説明されています。幼い頃から仕事を続けてきたため、学校生活や友人との時間を大切にしたいという思いがあったようです。
さらに、2023年にフジテレビ系『グータンヌーボ2スペシャル』へ出演した際には、芸能界を離れた期間にパン屋でアルバイトをしていたことも明かしました。スポニチなどの報道によると、当時はパン屋で働くことを望んでおり、実際に仕事を経験したといいます。
このエピソードから見えてくるのは、引退が芸能界でのトラブルや不祥事によるものとして説明されているわけではない、という点です。本人が語っているのは、学業や一般的な高校生活を優先したいという思いと、芸能界以外の仕事を経験したいという希望でした。
子役として長く活動していると、幼い頃から仕事が生活の一部になりやすくなります。いったん環境を変えて、自分が何をしたいのかを考える時間を持つことは、その後のキャリアを選び直す機会にもなったと考えられます。
【2017年に復帰】吉川愛への改名と再スタートの経緯
芸能界を離れて約1年後の2017年4月、吉田里琴さんは「吉川愛」名義で活動を再開しました。所属先は研音です。2017年4月の復帰を報じたITmediaのねとらぼや、当時の芸能ニュースでは、学業を優先するために引退した元子役が、新しい名前で俳優活動を再開したことが伝えられています。
復帰を決めるまでの経緯については、本人のインタビューにも手がかりがあります。WEBザテレビジョンやananのインタビューでは、芸能界を離れてドラマや映画を視聴するうちに、再び演技をしたいという気持ちが生まれたこと、街でファンから復帰を待っていると声をかけられたこと、そして現在の所属事務所からスカウトされたことが語られています。
注目したいのは、復帰が単に子役時代の活動を再開するという形ではなかったことです。吉川愛という新しい芸名で、本人の意思によって俳優の仕事を選び直した点に大きな違いがあります。
復帰後の初期の作品の一つが、2017年の日本テレビ系ドラマ『愛してたって、秘密はある。』です。吉川さんは浦西果凜役を演じました。WEBザテレビジョンの2017年のインタビューでは、久しぶりの撮影に緊張したことなども紹介されています。
その後はドラマや映画への出演を重ね、声優としてディズニー作品『ラーヤと龍の王国』に参加するなど、活動の幅を広げてきました。2022年には第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。子役時代の知名度だけに頼るのではなく、復帰後のキャリアを積み上げてきたことが、現在の活動につながっています。
【2026年最新】吉川愛の現在と研音公式プロフィールで分かる出演情報
2026年10月28日現在、吉川愛さんは研音に所属する俳優として活動を続けています。研音の公式プロフィールでは、生年月日が1999年10月28日、出身地が東京都、身長162cm、血液型B型と掲載されています。
ドラマ『名探偵のままでいて』で連続ドラマ初主演
2026年の主な出演情報として挙げられるのが、テレビ朝日系の金曜ナイトドラマ『名探偵のままでいて』です。研音の公式出演情報と番組制作会社のメディアミックス・ジャパンの作品紹介によると、2026年7月17日に放送が始まり、吉川さんは楓役で主演を務めています。
原作は小西マサテルさんの小説『名探偵のままでいて』。認知症の祖父と、その孫娘が事件に向き合う物語で、吉川さんはテレビ朝日の連続ドラマで初主演を担いました。子役時代にさまざまな作品で経験を積み、復帰後も出演歴を重ねてきた彼女にとって、キャリア上の節目となる仕事です。
映画『鬼の花嫁』『口に関するアンケート』にも出演
映画では、2026年3月27日公開の『鬼の花嫁』で東雲柚子役を務めました。研音の公式出演情報では、ダブル主演作品として掲載されています。
続いて、2026年7月3日公開の映画『口に関するアンケート』にも出演。役名は杏です。ワーナー・ブラザースの作品情報や研音の公式情報で公開日と役名が案内されています。ドラマだけでなく、ジャンルの異なる映画にも出演していることが、2026年の活動から読み取れます。
2027年公開予定の映画『ガチャ-廻世界-』
さらに、研音は2026年10月1日、映画『ガチャ-廻世界-』への出演を発表しました。公開予定日は2027年2月19日で、吉川さんは人見凛凛子役として、与田祐希さん、菊地姫奈さんとともにトリプル主演を務めます。作品は、理想の人生への転生を題材にしたホラー映画です。
この発表は、2026年秋時点で確認できる今後の主要な出演情報です。なお、公開前の作品であるため、現時点で分かるのは公式発表された公開予定日や配役などに限られます。
2026年の活動を整理すると、連続ドラマの主演、映画への出演、翌年公開作品への参加と、俳優として継続的に仕事を重ねている状況です。最新情報を追う場合は、研音の公式プロフィールと出演情報を基準に確認すると、過去の出演歴と今後の予定を区別しやすくなります。
【プロの結論】吉川愛のキャリアを理解する3つの視点
吉川愛さんの歩みを振り返ると、単に「人気子役が大人になった」という説明だけでは捉えきれない特徴があります。キャリアを理解するうえでは、次の3点が重要です。
1.旧芸名と現在の名前を分けて調べる
子役時代の作品を探すときは「吉川愛」だけでなく、「吉田里琴」でも検索する必要があります。『山田太郎ものがたり』『メイちゃんの執事』『夜行観覧車』『あまちゃん』など、初期の出演歴は旧芸名で記録されているためです。両方の名前を使って調べることで、出演作品の取りこぼしを減らせます。
2.引退と復帰を一続きのキャリアとして見る
2016年の引退と2017年の復帰は、別々の出来事ではありません。本人がインタビューで説明しているように、学業や普通の生活を優先するために芸能界を離れ、その後、演技への意欲が再び高まったことで仕事に戻りました。一度離れた経験が、自分の意思で俳優を続けるきっかけになったという点に意味があります。
3.子役時代の実績と現在の評価を混同しない
子役時代の代表作は、現在の吉川愛さんを知るための重要な手がかりです。ただし、過去の人気作への出演歴だけで現在の評価を判断するのは十分ではありません。2022年の日本アカデミー賞新人俳優賞や、2026年の連続ドラマ初主演など、復帰後の実績も併せて見ることで、キャリア全体を理解できます。
作品を選んで視聴するなら、子役時代の演技を見たい人には『メイちゃんの執事』や『山田太郎ものがたり』、シリアスな役柄に注目したい人には『夜行観覧車』、復帰後の活動を知りたい人には『愛してたって、秘密はある。』や『名探偵のままでいて』がおすすめです。年代ごとに作品を見比べると、演じる役柄の変化も追いやすくなります。
【吉川愛子役】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:吉川愛の子役時代の名前は何ですか?
A1:子役時代は「吉田里琴(よしだ・りこ)」という芸名で活動していました。2017年4月に研音所属で芸能界へ復帰した際、現在の「吉川愛」という名前になりました。
Q2:吉川愛の子役時代の代表作は何ですか?
A2:代表的な出演作には、2007年の『山田太郎ものがたり』、2009年の『メイちゃんの執事』、2010年・2011年の『ハガネの女』、2013年の『夜行観覧車』『あまちゃん』などがあります。いずれも吉田里琴名義で出演した作品です。
Q3:吉川愛が芸能界を引退した理由は何ですか?
A3:本人のインタビューによると、学業を優先し、普通の高校生活を送りたいという思いがありました。また、芸能界を離れた期間にはパン屋でアルバイトをした経験も語っています。
Q4:吉川愛はいつ芸能界に復帰しましたか?
A4:2017年4月です。研音に所属し、吉川愛という芸名で俳優活動を再開しました。復帰後はドラマや映画への出演を重ねています。
Q5:映画『ひみつのアッコちゃん』では加賀美あつ子役を演じたのですか?
A5:吉田里琴さんが演じたのは少女のあつ子役です。成人した主人公・加賀美あつ子役は綾瀬はるかさんが担当しています。
Q6:吉川愛の2026年の主な出演作は何ですか?
A6:研音の公式出演情報では、ドラマ『名探偵のままでいて』の楓役、映画『鬼の花嫁』の東雲柚子役、映画『口に関するアンケート』の杏役などが確認できます。また、映画『ガチャ-廻世界-』へのトリプル主演も発表されており、2027年2月19日の公開が予定されています。
まとめ:吉川愛の子役時代から2026年の現在まで
吉川愛さんは、吉田里琴名義で子役として活動し、『山田太郎ものがたり』『メイちゃんの執事』『ハガネの女』『夜行観覧車』『あまちゃん』などの作品に出演してきました。2016年4月に学業を優先するため芸能界を離れたものの、2017年4月に吉川愛として復帰。その後もドラマや映画、声優の仕事などを通じてキャリアを築いています。
2026年は『名探偵のままでいて』で連続ドラマ初主演を務め、映画『鬼の花嫁』『口に関するアンケート』にも出演。さらに、2027年公開予定の『ガチャ-廻世界-』への参加も発表されています。子役時代から現在までを正確にたどるには、旧芸名の吉田里琴と現在の吉川愛をつなげて見ることが欠かせません。
過去の出演作を振り返るときは作品名と役名を確認し、現在の活動を知りたいときは研音の公式プロフィールや出演情報を参照する。この2つを使い分けることで、吉川愛さんのキャリアをより立体的に理解できます。 (出典: 吉川愛 子役(Yahoo!ニュース))