2026年9月1日、クラシエのヘアケアブランド「いち髪」から、新シリーズ「いち髪 PREMIER(プレミア)」が登場しました。従来の「いち髪 THE PREMIUM」を使っていた人にとって、気になるのは名前やパッケージだけでなく、配合成分・香り・容量・仕上がりまで変わったのかという点ではないでしょうか。
今回のリニューアルでは、旧「シルキースムース」と旧「シャイニーモイスト」を引き継ぐ2つのラインを展開。後者は「リペアモイスト」へ名称が変わり、香りもラインごとに区別されました。さらに、真珠タンパクやCMC類似成分を打ち出したトリートメント、シャンプー前に使うプレトリートメントなど、ケアの仕組みも整理されています。クラシエの公式発表と製品情報をもとに、2026年10月時点の新旧比較と選び方を解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2026年9月1日に「いち髪 PREMIER」が発売。旧「THE PREMIUM」から名称・処方の訴求・パッケージが見直されました。
- 要点2:旧シャイニーモイストはリペアモイストへ変更。シルキースムースは八重桜、リペアモイストは枝垂れ桜の香りです。
- 要点3:ポンプ容量は480mL・480gから450mL・450gへ変更。詰め替えは340mL・340gで、容量と価格を合わせて比較する必要があります。
【2026年9月の刷新】いち髪 PREMIERとTHE PREMIUMの違いは?
まず押さえておきたいのは、「いち髪 PREMIER」は旧シリーズの名前を変更しただけの商品ではないということです。クラシエは2026年6月9日の発表で、和草の成分とサロンケア発想を組み合わせたプレミアムダメージケアシリーズとして紹介し、9月1日に発売しました。2026年はいち髪ブランドの誕生20周年にも当たります。
新旧の共通点は、髪のダメージを考えたケア設計と、シルキースムース・リペアモイストという仕上がりの異なる2ラインです。一方、名称、香りの設計、トリートメントで訴求する美容成分、通常ポンプの容量などは比較したいポイントです。
旧「THE PREMIUM」は2021年3月に登場しました。当初から、絡まりやすい髪をさらさらに整えるシルキースムースと、パサつきやすい髪をしっとり仕上げるシャイニーモイストの2種類を展開。2024年3月には、ヘアアイロンなどによる熱ダメージと乾燥髪に着目したリニューアルも実施しています。
つまり、2026年の刷新はシリーズの出発点ではありません。2021年の誕生、2024年の熱ダメージ対策の強化を経て、髪の内部補修と仕上がりの違いをより明確に打ち出した展開と捉えると、歴代モデルの変更点を理解しやすくなります。
【新旧比較表】成分・香り・容量・価格はどう変わった?
いち髪プレミアムの新旧比較で、購入前に確認したい項目をまとめました。容量はクラシエの旧シリーズの2024年発表資料と、2026年の新シリーズ公式発表を基準にしています。
| 比較項目 | 旧 THE PREMIUM | 新 PREMIER |
|---|---|---|
| 発売・刷新時期 | 2021年3月発売、2024年3月リニューアル | 2026年9月1日発売 |
| シリーズ名 | いち髪 THE PREMIUM | いち髪 PREMIER |
| さらさら系ライン | シルキースムース | シルキースムース |
| しっとり系ライン | シャイニーモイスト | リペアモイスト |
| 香り | 両ラインとも、つややかな八重桜の香り | シルキースムースは八重桜、リペアモイストは枝垂れ桜 |
| 通常ポンプのシャンプー | 480mL | 450mL |
| 通常ポンプのトリートメント | 480g | 450g |
| 詰め替え用 | 340mL・340g | 340mL・340g |
| 成分の訴求 | 米ぬか発酵導入美容液、和草エキス、熱に着目したケア | 和草&美容液ブースター、真珠タンパク美容液、CMC類似成分など |
| スペシャルケア | モイスチャーメロウヘアパックなど | ウォータリーミルクトリートメント、モイスチャーメロウヘアパック |
| メーカー希望価格 | オープン価格 | オープン価格 |
最も分かりやすい変更は、シャイニーモイストからリペアモイストへの名称変更と、2ラインの香りの違いが明確になった点です。成分面では、旧シリーズも米ぬか発酵導入美容液やヒートリペアコート成分を訴求していました。新シリーズでは、トリートメントに含まれる真珠タンパクやCMC類似成分などを前面に出しています。
ただし、公式発表に掲載された特徴成分だけで、旧品と新品の全成分が一つずつ完全に比較できるわけではありません。処方の細部まで比較したい場合は、手元の商品の全成分表示と新商品の表示を照合するのが確実です。
【成分比較】真珠タンパク・CMC類似成分は何のため?
2026年の「いち髪 PREMIER」で注目したいのが、シャンプーで髪の土台を整え、トリートメントで毛髪内部の空洞化した部分を補修するというケアの考え方です。クラシエは、和草の成分に加え、サロンのシステムトリートメントにも使われるCMC類似成分などを採用したと説明しています。
ここでは、公式製品情報で紹介されている成分を整理します。
1.真珠タンパク
公式情報でいう真珠タンパクは、加水分解コンキオリンタンパクを指します。新シリーズのトリートメントでは、大豆や米胚芽油、コラーゲンなどとともに「和草&真珠タンパク美容液」として訴求されています。シルキースムースには米胚芽油、リペアモイストには酒粕エキスが挙げられており、ラインごとに特徴成分が異なります。
2.CMC類似成分
CMCは、毛髪内部やキューティクルの間に存在する細胞膜複合体を指す言葉です。クラシエがCMC類似成分として示しているのは、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)という成分。新シリーズではトリートメントやヘアパックに配合されています。
商品名に「サロンケア発想」とあるからといって、美容室で受ける施術と同じ効果が得られると断定することはできません。ただ、髪の内部補修と表面の指通りを意識した処方を、家庭での毎日のケアに取り入れようとしている点は、新シリーズの特徴です。
3.シャンプーの洗浄成分
新シリーズのシャンプーは、アミノ酸系のラウロイルメチルアラニンNaと、ベタイン系のラウラミドプロピルベタインを使用したノンシリコン処方です。サルフェート(硫酸系界面活性剤)フリー、合成着色料フリーも公式の共通特長として案内されています。
シルキースムースのシャンプーでは、米ぬか発酵液、牡丹皮エキス、グリコシルトレハロース、セバシン酸ジエチルが集中補修成分として紹介されています。リペアモイストでは、グリコシルトレハロースに代わり、グリセリンが訴求成分に挙げられています。
旧シリーズとの違いを考えるうえでは、単に「新成分が入ったか」だけでなく、どの成分をどのアイテムに配合し、どのような仕上がりを目指しているかを見ることが大切です。
【シルキースムースとリペアモイスト比較】どっちを選ぶべき?
新しい「いち髪 PREMIER」は、髪の悩みと好みの仕上がりを基準に選ぶと分かりやすくなります。旧シャイニーモイストとの違いも含めて、2ラインを整理します。
シルキースムースが向いている人
- 髪のごわつきや絡まりが気になる
- しっとり重い仕上がりより、さらさらとした指通りが好き
- みずみずしくやさしい八重桜の香りを楽しみたい
- 毛先の引っかかりを抑え、軽やかな仕上がりを目指したい
シルキースムースは、うるおいのあるつるんとした指通りを目指すラインです。細い髪や絡まりやすい髪で、重さよりも指通りを優先したい人は、まずこちらを候補にするとよいでしょう。
リペアモイストが向いている人
- 毛先のパサつきや広がりが気になる
- さらさら感だけでなく、やわらかくしっとりした手触りを求める
- 枝垂れ桜の透明感のある香りが好み
- 乾燥によって髪がまとまりにくくなっている
リペアモイストは、旧シャイニーモイストのしっとり系という方向性を引き継ぎながら、新しい名前で展開されるラインです。乾燥や広がりが気になる人は、こちらを選ぶと仕上がりの方向性が合いやすくなります。
なお、どちらを選んでも、髪質やダメージの程度によって使用感は変わります。くせの強さ、カラーやブリーチの履歴、毛量、スタイリング剤の使用頻度なども仕上がりに影響するため、商品説明だけで自分の髪への効果を断定しないことが大切です。
【香り・使用感・口コミ】リニューアル後の評判は?
香りの違いは、今回のリニューアルで見逃せないポイントです。旧THE PREMIUMでは、シルキースムースとシャイニーモイストの両方が「つややかな八重桜の香り」と案内されていました。一方、新PREMIERでは、シルキースムースが「みずみずしくやさしい八重桜の香り」、リペアモイストが「透明感のあるやさしい枝垂れ桜の香り」とされています。
香りを基準に選びたい人にとっては、単なるパッケージ変更以上の違いです。また、ウォータリーミルクトリートメントとモイスチャーメロウヘアパックには、桜と茉莉花の香りが採用されています。ラインのシャンプー・トリートメントとスペシャルケアでは香りの設計も異なるため、シリーズでそろえる場合は商品ごとの説明を確認しましょう。
発売後の口コミ・評判はどうか
2026年10月時点の@cosme通販の商品ページでは、シルキースムースのシャンプーに5.9、リペアモイストのシャンプーに5.8の評価が掲載されています。いずれも7点満点の表示です。評価件数は掲載時点でそれぞれ165件、215件となっています。
投稿内容には、桜の香りや、乾かした後のさらさら感・まとまりを評価する声が見られます。一方、シルキースムースでは、洗い流す際のきしみが気になったという感想もあります。評価が高いからといって、すべての髪質に同じ仕上がりが得られるわけではありません。
特に、ブリーチを繰り返した髪や、毛先のダメージが強い髪では、シャンプーだけでなくトリートメントやアウトバスケアも含めて判断する必要があります。口コミを見るときは、投稿者の髪質やカラー履歴、評価しているポイントが自分と近いかを確認すると、購入後のミスマッチを減らせます。
リニューアル後の使用感を確かめるなら
最初からポンプを購入するのが不安な場合は、1回分のトライアルセットや、3日間試せるセットを活用する方法があります。香りの好み、洗髪中の指通り、すすいだ後の感触、ドライヤー後のまとまりを数回確認すると、自分に合うラインを判断しやすくなります。
【容量・価格・販売状況】旧品と新商品を見分ける方法
新旧の容量・価格比較では、ポンプと詰め替え用を分けて考える必要があります。旧THE PREMIUMはシャンプー480mL、トリートメント480gのポンプでしたが、新PREMIERでは450mL・450gに変更されています。ポンプ1本当たりで見ると、シャンプーは30mL、トリートメントは30g少なくなっています。
一方、詰め替え用は旧シリーズ、新シリーズともに340mL・340gです。ポンプの容量だけを見てシリーズ全体が小容量化したと判断するのは正確ではありません。
価格については、クラシエはいずれもオープン価格として案内しています。そのため、全国一律のメーカー希望小売価格だけで比較することはできません。店頭価格や通販価格、送料、詰め替え用の価格を購入時に確認し、容量当たりの価格で比べるのがおすすめです。
新旧パッケージの見分け方
- シリーズ名に「THE PREMIUM」とあれば旧シリーズ、「PREMIER」とあれば新シリーズの目印になります。
- しっとり系のライン名が「シャイニーモイスト」なら旧シリーズ、「リペアモイスト」なら新シリーズです。
- シルキースムースという名称は新旧で共通しているため、シリーズ名と容量も合わせて確認してください。
- 通常ポンプは旧480mL・480g、新450mL・450gという違いがあります。
なお、2026年9月1日には初回限定品も発売されました。クラシエは、イラストレーターのtamimoonさんが描くHANAのJISOOさんのイラストを使用した限定パッケージを発表しています。3日間試せる「3daysキット」は全国57,000個限定で、シャンプーとトリートメントのペアセットには購入者向けの動画視聴特典が付いていました。限定品は通常のポンプ商品と容量や販売条件が異なるため、購入時に商品名を確認しましょう。
旧THE PREMIUMは現在も買える?
2026年10月時点で、クラシエの公式製品ページでは「いち髪 PREMIER」が現行シリーズとして案内されています。一方、旧THE PREMIUMについては、販売店の在庫や通販サイトの商品掲載が残っている場合があります。旧品の在庫が見つかったからといって、それが新シリーズと同じ商品というわけではありません。
旧品を購入する場合は、商品名、容量、香り、全成分表示を確認してください。特にシャイニーモイストとリペアモイストは名称が似ていないため、旧シリーズを使い続けてきた人ほど、商品名だけでなく仕上がりと香りも照らし合わせると安心です。
【リニューアルの理由と経緯】いち髪プレミアムはどう進化した?
今回の刷新の背景には、髪の悩みを感じながらも、毎日時間をかけたケアを続けるのは難しいという生活者の課題があります。クラシエは2026年の発表で、2025年に実施した自社調査をもとに、20代後半の女性が睡眠の質や食生活の変化、カラーや熱によるダメージの蓄積などを背景に、髪のパサつきやまとまりにくさを感じていると説明しました。
また、東洋医学の「女性は7の倍数で体も気持ちも変化する」という考え方から着想を得て、28歳という年齢に着目したことも、メーカーが説明する開発背景の一つです。これは製品開発上の着想であり、28歳になると必ず髪質が変わるという意味ではありません。
旧シリーズも、熱ダメージへの対応を重視してきました。2024年のリニューアルでは、クラシエが20〜30代女性の約7割が日常的にヘアアイロンを使用しているとする調査結果を紹介し、米ぬか発酵導入美容液や高浸透トリートメントを訴求しています。
2026年のPREMIERでは、こうしたダメージケアの考え方を引き継ぎつつ、ケアの流れを「WASOLOGY(ワソロジー)」として整理しました。公式発表では、次の4段階で髪をケアする考え方が紹介されています。
- ほどく:ウォータリーミルクトリートメントで髪の絡まりをほぐす。
- 土台をととのえる:ブースターシャンプーで洗いながら髪の土台を整える。
- 満たす:セラムトリートメントで毛髪内部の空洞化した部分を補修する。
- 閉じ込める:モイスチャーメロウヘアパックで指通りややわらかさをケアする。
ここで重要なのは、スペシャルケアをすべて毎日使わなければならないという意味ではない点です。まずは普段のシャンプーとトリートメントを自分の髪質に合わせ、絡まりや熱ダメージなど、特に気になる悩みに応じて追加アイテムを検討すると、無理なく続けやすくなります。
【いち髪プレミアムのリニューアル違い】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:いち髪 PREMIERとTHE PREMIUMは、パッケージが変わっただけですか?
A1:パッケージやシリーズ名だけの変更ではありません。2026年の公式発表では、真珠タンパクやCMC類似成分などを訴求したトリートメント、ラインごとの香り、シャンプー前に使うウォータリーミルクトリートメントなどが紹介されています。新旧の全成分を比較したい場合は、商品の全成分表示を確認してください。
Q2:旧シャイニーモイストを使っていた人は、リペアモイストを選べばよいですか?
A2:しっとりした仕上がりを好むなら、リペアモイストが有力な候補です。ただし、香りは旧シリーズの八重桜から、枝垂れ桜の香りへと変わっています。仕上がりの方向性だけでなく、香りの違いも考慮して選ぶとよいでしょう。
Q3:新シリーズの方が必ず髪に合いますか?
A3:必ずしもそうとは限りません。髪質、カラーやブリーチの履歴、ダメージの程度、好みの香りによって使用感は変わります。さらさらした指通りを優先するならシルキースムース、毛先の乾燥や広がりが気になるならリペアモイストを候補にし、可能であればトライアルセットで確かめるのがおすすめです。
まとめ:新旧の違いを理解して、自分の髪に合うラインを選ぼう
2026年9月1日に発売された「いち髪 PREMIER」は、旧「いち髪 THE PREMIUM」のダメージケアの考え方を引き継ぎながら、成分の訴求、香り、ライン名、容量、スペシャルケアの構成を見直したシリーズです。
選び方の基本は、絡まりやごわつきが気になるならシルキースムース、毛先の乾燥や広がりが気になるならリペアモイストです。旧シャイニーモイストから乗り換える場合は、仕上がりだけでなく枝垂れ桜の香りも確認しておきましょう。
購入時は、旧ポンプの480mL・480gと新ポンプの450mL・450g、詰め替え用の容量、販売価格を分けて比較することも大切です。成分名やブランド名だけで判断するのではなく、実際の髪の悩みと使用感を基準に選べば、リニューアル後の商品選びで失敗しにくくなります。