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2026年10月29日 (木) 更新
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足立区の治安は本当に悪い?2026年最新データで昔のイメージと町名別の実態を徹底解説

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    足立区の治安は本当に悪い?2026年最新データで昔のイメージと町名別の実態を徹底解説
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    「足立区は治安が悪い」という評判は、2026年の今も本当なのでしょうか。かつて刑法犯認知件数が東京都内でも多く、2000年代には犯罪の多さが地域の課題となっていた足立区。しかし、長年の防犯対策によって犯罪件数は大幅に減少し、現在は昔のイメージだけでは実態を判断できない街へと変化しています。

    一方、改善したからといって、区内のどこでも安心して暮らせるわけではありません。警視庁の2025年(令和7年)町丁別犯罪データを集計すると、足立区の刑法犯認知件数は4,617件。東京23区では件数が2番目に多い一方、人口1,000人あたりの件数では多い順に11番目となっています。駅前の商業地域と静かな住宅街を同じ基準で評価できないことも、数字を読むうえで大切なポイントです。

    📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
    • 要点1:足立区の犯罪件数は2001年の16,843件から2021年の3,212件まで約81%減少。ただし、2022年以降は再び増加しています。
    • 要点2:2025年の刑法犯認知件数は4,617件。23区の件数順では2位ですが、人口1,000人あたりでは6.56件で、23区平均の7.54件を下回ります。
    • 要点3:北千住・西新井・竹の塚・綾瀬などの駅周辺は町丁別の件数が多い地域を含みます。住まい選びでは駅名だけで判断せず、物件周辺の犯罪情報や夜道を確認することが大切です。

    【結論】足立区の治安は本当に悪い?昔のイメージと2026年の実態

    足立区治安
    【画像】足立 区 治安 関連ショット

    足立区の治安を一言で評価するなら、「過去のイメージほど一律に危険な街ではないが、犯罪対策を軽視できる状況でもない」というのが、最新データから見える実態です。

    足立区が公表する防犯対策の資料によると、区内の刑法犯認知件数は2001年(平成13年)に16,843件を記録しました。その後、2021年(令和3年)には3,212件まで減少。ピーク時から約81%減という大幅な改善を達成しています。

    この変化を支えてきた取り組みの一つが、2008年(平成20年)に始まった「ビューティフル・ウィンドウズ運動」です。足立区は、区民、警察、企業、地域団体などが連携し、環境美化や防犯パトロール、地域の見守り活動を進めてきました。犯罪を抑止するだけでなく、街の環境を整え、住民が安心して暮らせる地域をつくることを目指した施策です。

    ただし、犯罪件数は2021年を底に増加へ転じています。警視庁の町丁別データを集計した2025年の年間値は4,617件で、2024年の4,442件から175件増えました。ピーク時から見れば大幅に減少しているものの、直近数年だけを見れば改善が一方向に続いているわけではありません。

    つまり、「昔は治安が悪かったが、今は完全に問題がなくなった」という見方も、「昔の評判どおり、現在も区内全域が危険だ」という見方も、実態を十分に捉えていません。長期的な改善と、直近の犯罪件数の増加を分けて考える必要があります。

    【2026年最新ランキング】足立区と東京23区の治安を犯罪件数・人口比で比較

    足立区治安
    【写真】足立 区 治安 近影・注目カット

    2026年10月時点で、区同士の年間比較に使える最新の通年データは2025年(令和7年)分です。警視庁は2026年分の町丁別認知件数も月ごとに公表していますが、年途中の累計と前年の年間件数を直接比較すると、期間の違いによって誤解が生じます。

    2025年の足立区の刑法犯認知件数は4,617件。東京23区の合計73,861件のうち約6.3%を占め、新宿区の6,977件に次いで2番目に多い数字です。この順位だけを見ると、足立区は治安の悪い区に思えるかもしれません。

    ところが、人口で割ると評価が変わります。東京都の人口データを用いた集計では、2026年1月1日時点の足立区の人口は703,369人。犯罪件数を人口1,000人あたりに換算すると6.56件となり、23区全体の参考値7.54件を下回ります。人口あたりの件数が多い順では11番目です。

    以下は、2025年の犯罪件数と2026年1月1日の人口を使った比較です。人口あたりの件数は、犯罪認知件数を人口で割って1,000を掛けた参考値であり、住民一人ひとりが被害に遭う確率を示すものではありません。

    区・比較対象2025年の刑法犯認知件数人口(2026年1月1日)人口1,000人あたり
    新宿区6,977件355,125人19.65件
    足立区4,617件703,369人6.56件
    世田谷区4,599件928,666人4.95件
    江戸川区4,375件697,414人6.27件
    渋谷区4,272件230,880人18.50件
    東京23区全体73,861件—7.54件

    出典:警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」の2025年年計と、東京都の住民基本台帳人口をもとにした集計。人口あたりの数値は各区の人口規模の違いを考慮するための参考値です。

    ここで注目したいのは、件数が多い区と人口あたりの件数が多い区は必ずしも一致しない点です。新宿区や渋谷区は、人口に比べて通勤者や買い物客などが集まりやすい地域です。千代田区も人口あたりの件数が高い区ですが、昼間に働く人が多いという地域特性を考慮しなければ、数字を正しく解釈できません。

    足立区についても、件数が2番目に多いという事実は無視できません。しかし、人口規模が大きいことを踏まえると、件数の順位だけで「23区で2番目に危険な区」と判断するのは適切ではありません。区全体の比較に加えて、実際に住む町名や駅周辺の状況を確認することが大切です。

    【町名別犯罪件数】足立区で注意したい場所と件数が少ない地域

    足立区治安
    【資料】足立 区 治安 報道・メディア記録

    足立区の治安をより具体的に把握するには、区全体の数字から一歩進んで、町名ごとの犯罪件数を見る必要があります。警視庁が公表する町丁別データを集計した2025年の結果では、件数が多かった地域に千住旭町、西新井栄町一丁目、千住二丁目、竹の塚六丁目、綾瀬三丁目などが並びました。

    2025年の件数が多かった主な町丁

    • 千住旭町:165件。北千住駅周辺に位置する町丁です。
    • 西新井栄町一丁目:152件。西新井駅周辺の商業・生活エリアを含みます。
    • 千住二丁目:106件。人口規模に対して件数が多く、人口1,000人あたりでは88.3件でした。
    • 竹の塚六丁目:97件。竹の塚駅周辺の町丁の一つです。
    • 綾瀬三丁目:96件。綾瀬駅周辺の町丁の一つです。
    • 千住三丁目・綾瀬四丁目:いずれも94件でした。

    ここで注意したいのは、犯罪件数の多い町丁を、そのまま「最も危険な場所」と断定できないことです。駅前や商業地域では、買い物客や通勤・通学者が多く、住民以外が被害に遭う事件も発生します。駅前の駐輪場で起きた自転車盗も、その駐輪場がある町丁の件数に含まれます。

    反対に、2025年の件数が少なかった町丁には、西綾瀬一丁目、西綾瀬四丁目、柳原一丁目、皿沼一丁目、皿沼二丁目、神明南二丁目などがあります。たとえば、西綾瀬一丁目と西綾瀬四丁目は各1件、柳原一丁目は2件でした。人口1,000人以上の町丁に限った比較でも、これらは件数が少ない地域に入っています。

    ただし、件数が少ないことは、将来も犯罪が少ないことや、あらゆる種類の犯罪に対して安全であることを保証しません。年間1〜数件の地域は、事件が一つ増えるだけでも順位や人口比が大きく変わります。過去数年の推移と、侵入窃盗・自転車盗などの犯罪種別もあわせて確認しましょう。

    足立区の治安マップを調べる場合は、警視庁の犯罪情報マップを活用する方法があります。町丁別の年間件数だけでは見えにくい、身近な場所での犯罪発生情報や不審者情報を確認し、実際の住まいの候補地と照らし合わせるのが効果的です。

    【足立区の治安が悪いと言われる理由】犯罪の種類と昔からの評判を検証

    足立区の治安が悪いと言われる理由は、一つではありません。過去の犯罪件数、地域イメージの定着、駅前の人の集まり方、そして日常生活で発生する窃盗など、異なる要素が重なっています。

    理由1:過去の犯罪件数が強いイメージとして残っている

    足立区では2001年に刑法犯認知件数が16,843件に達し、2000年代には犯罪件数の多さが大きな行政課題となりました。その後、ビューティフル・ウィンドウズ運動などの取り組みによって件数は大幅に減少しましたが、地域の評判は統計の変化と同じ速さで更新されるとは限りません。過去の印象だけで現在の地域を評価すると、改善した実態を見落とす可能性があります。

    理由2:駅周辺の犯罪が区全体の印象に影響する

    北千住、西新井、竹の塚、綾瀬などは、駅の周辺に商業施設や飲食店、駐輪場などが集まるエリアを含みます。こうした場所では、住宅地とは異なる犯罪リスクが存在します。駅前の件数が多いからといって、駅から離れた住宅街も同じ状況とは限りません。逆に、駅前の利便性が高いからといって、夜間の帰宅経路まで安全だと判断するのも早計です。

    理由3:犯罪件数の増加には、犯罪種別ごとの違いがある

    2025年の足立区では、刑法犯認知件数のうち、自転車盗が1,311件で全体の28.4%を占めました。一方、前年と比べると、自転車盗は1,394件から83件減少しています。その一方で、詐欺は268件から376件へ108件増加し、オートバイ盗は88件から160件、暴行は191件から250件へと増えました。

    この内訳から読み取れるのは、区全体の件数が増えたからといって、すべての犯罪が同じように増えているわけではないという点です。自転車盗の対策を重視するのか、詐欺への警戒を優先するのか、夜間のトラブルを避けたいのかによって、確認すべき情報も変わります。

    また、警視庁の2025年版「東京の犯罪」によると、東京都全体でも窃盗犯は刑法犯認知件数の6割以上を占めています。自転車盗や住宅を狙った侵入窃盗などは、足立区だけに限られた問題ではありません。

    「足立区は治安が悪い」という評判を検証するには、犯罪の件数だけでなく、何が増減しているのか、どこで発生しているのか、どのような対策が必要なのかまで見ることが欠かせません。

    【足立区の治安が良い駅・悪い駅】住むならどこを確認するべき?

    住まい探しでは、駅名だけで治安の良し悪しを決めないことが重要です。町丁別のデータからは、北千住駅周辺の千住旭町・千住二丁目・千住三丁目、西新井駅周辺の西新井栄町一丁目、竹の塚駅周辺の竹の塚六丁目、綾瀬駅周辺の綾瀬三丁目・四丁目などで、年間の認知件数が多いことが分かります。

    これらは、駅周辺を利用する人が多いことも考慮して見るべきエリアです。件数が多いという理由だけで駅全体を危険と評価することはできませんが、駅近の物件を検討するなら、駐輪場や商店街、飲食店が集まる通り、夜間の帰宅経路などを重点的に確認するとよいでしょう。

    一方、町丁別の年間件数が少なかった地域を探すなら、西綾瀬一丁目・四丁目、柳原一丁目、皿沼一丁目・二丁目、神明南二丁目などが確認候補になります。ただし、これらは2025年の件数が少なかった町丁であり、駅単位の安全性や今後の犯罪発生を保証するものではありません。

    足立区の住みやすさは、治安だけで決まるものでもありません。通勤・通学のしやすさ、買い物環境、家賃、子育て環境なども重要です。駅前の利便性を優先する人と、静かな住宅街を優先する人では、同じ駅周辺でも評価が異なります。

    また、犯罪件数が少ない町丁でも、街灯の少ない道や人通りが途切れる場所があれば、夜間の移動に不安を感じることがあります。逆に、駅前の件数が多い地域でも、物件までの経路が明るく、管理が行き届き、防犯設備が整っていれば、生活上のリスクを抑えやすい場合があります。

    物件を内見する際は、昼間だけでなく、できれば夜にも駅から物件まで歩いてみてください。街灯、見通し、歩道の状況、店舗の営業時間、人通り、駐輪場やエントランスの管理状態などを確認すると、統計だけでは分からない暮らしやすさが見えてきます。

    【プロの結論】足立区で治安の良い街を見分けるための判断基準

    足立区で安心して暮らせる場所を選ぶには、区全体のランキングを参考情報として使いながら、町丁単位のデータと実際の生活環境を組み合わせて判断することが大切です。

    判断基準1:人口あたりの件数と実際の犯罪件数を両方見る

    人口が多い地域では、犯罪件数も多くなりやすい傾向があります。一方、人口が少ない町丁では、数件の事件でも人口あたりの値が大きくなります。件数と人口比の片方だけで結論を出さず、両方を確認しましょう。

    判断基準2:犯罪の種類を確認する

    自転車盗が多い場所なら、駐輪場の管理状況や二重ロックのしやすさを確認することが実用的です。侵入窃盗が気になるなら、玄関や窓の防犯設備、共用部の管理状態を重視しましょう。詐欺への備えも、住む場所の選択だけでは解決できないため、日常的な防犯意識が必要です。

    判断基準3:1年分だけでなく、複数年の傾向を調べる

    ある町丁の件数が前年より増えていても、その変化が一時的なものか、複数年にわたる傾向なのかは別の問題です。警視庁の年計データや足立区の犯罪発生状況を確認し、同じ町丁・同じ犯罪種別をできるだけ同じ条件で比較してください。

    判断基準4:現地の環境を自分の生活時間に合わせて確認する

    通勤で帰宅が遅くなる人、子どもの通学路を重視する家庭、自転車を日常的に使う人では、確認すべき場所が異なります。駅から物件までのルート、夜間の人通り、街灯、見通し、防犯カメラの設置状況、駐輪場の施錠設備などを、自分の生活に合わせてチェックしましょう。

    足立区は、地域ぐるみの防犯活動や環境美化に取り組んできました。2025年8月から9月に実施された第54回足立区政に関する世論調査でも、居住地の治安を「良い」と感じる人は6割半ばでした。住民の体感治安と犯罪認知件数は異なる指標ですが、昔の評判だけでなく、現在の住民意識にも目を向ける価値があります。

    なお、犯罪認知件数は、警察が被害届や通報などを通じて把握した件数です。実際に発生したすべての犯罪を網羅する数字ではなく、件数を人口で割った値も、その地域に住む個人の被害確率を直接表すものではありません。こうした統計の性質を理解したうえで、住まい選びに活用することが重要です。

    【足立区治安】に関するよくある質問(FAQ)

    Q1:2026年現在、足立区は東京23区で最も治安が悪い区ですか?
    A1:2025年の刑法犯認知件数では、新宿区に次いで2番目に多い区です。ただし、人口1,000人あたりでは6.56件で、23区平均の7.54件を下回ります。件数の順位だけで、区全体の危険度を決めることはできません。

    Q2:足立区で治安が悪い場所として注意したい町名はどこですか?
    A2:2025年の認知件数では、千住旭町、西新井栄町一丁目、千住二丁目、竹の塚六丁目、綾瀬三丁目などが多い地域でした。ただし、駅前や商業地域では利用者の多さも件数に影響します。町名だけで危険と断定せず、犯罪の種類や物件周辺の環境を確認しましょう。

    Q3:足立区で治安の良い街を選ぶには、何を確認すればよいですか?
    A3:警視庁の町丁別犯罪データ、複数年の件数推移、犯罪種別、犯罪情報マップを確認したうえで、実際に物件周辺を歩いてみるのがおすすめです。夜間の街灯や人通り、駅からの帰宅経路、建物の防犯設備なども確認すると、統計だけでは分からない生活上のリスクを判断しやすくなります。

    まとめ:足立区の治安は数字と街の実態を見て判断しよう

    2026年現在、足立区の治安は、過去のイメージだけでは正しく評価できません。2001年に16,843件だった刑法犯認知件数は、2021年に3,212件まで減少しました。一方、2025年は4,617件となり、直近では増加傾向も見られます。長期的な改善と、現在の課題の両方を把握することが必要です。

    23区内で件数が多いことは事実ですが、人口あたりの比較では23区平均を下回っています。また、町丁別に見ると、駅前や商業地域と、件数が少ない住宅地では状況が異なります。「足立区だから危険」「この駅だから安全」といった一括りの判断では、実際に暮らす場所の特徴を見落としかねません。

    住まいを探している人は、警視庁の犯罪情報マップや町丁別の認知件数を確認し、昼と夜の両方で現地を歩いてみてください。犯罪件数、人口比、犯罪の種類、街の環境を組み合わせて判断すれば、足立区の治安に関する漠然とした評判に左右されず、自分の生活に合った街を選びやすくなります。 (出典: 足立 区 治安(Yahoo!ニュース))

    田中 葵 (Aoi Tanaka)
    トレンドリサーチャー

    田中 葵 (Aoi Tanaka)

    最新のトレンドや話題のニュースをわかりやすく解説するWebライターです。読者の皆様に役立つ情報を日々お届けしています。

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